情報ネットワークは、具体的に3つの形をとっています。
そして、これらは実際には、ネットワークの階層化構造を意味しています。
情報通信ネットワークと利用者とのインタフェースとして、パソコンやワークステーション、サーバなどがあります。これらを総称するのが「ノード機器=端末」というものです。
これらのノード機器からの情報を伝送交換するために、通信制御装置や交換機などのネットワークがあります。現在では、これらをそれぞれコントローラとかスイッチなどといっています。また、モデムやルータなどもこの部類に属します。
通信回線ネットワークにはLANやWANなどがあります。LANは企業やオフィスなどのような一つの地域や建物の中の通信回線(通信ケーブル)のネットワークです。WANは広域ネットワークと訳され、電話交換網やデジタル交換網などのように、通信業者(キャリア)が提供するネットワークのことを指します。
さらに、インターネットサービスなどのように、基本的な通信回線ネットワークの上で提供されるものも含みます。
一方、技術的な観点からネットワークを見ると、大きく分けて理論技術、実装技術、インテグレーション技術の3つに分けることができます。理論技術とは、様々な技術の基礎となる要素理論、標準化団体で標準化された技術標準/規格、そして、標準化はされていないが新たに創造された新技術があります。
実装技術とは、標準化されたものをプラットフォーム(製品開発する基盤)であるOSや言語上で開発およびプログラミングする技法、そして、対象とするインフラやアプリケーションに適用することを言います。
同様に、インテグレーション技術とは、統合構築する技術という意味であり、ネットワークの運用管理・構築などを行う技術、インターネットなどからの情報を取得する技法、そして法制度に関する技術資格などを総称してそう呼びます。
最後に、最近では個人情報の漏洩など大きな社会問題になっているように個人の情報や会社の機密情報がネットワークを経由して不正に使用されたり破壊されたりする事件が多発しています。これらはインターネット接続を経由して外部のネットワークから侵入されたり、或いは内部ネットワークを内部の関係者が不正に利用したりして発生しています。ネットワークおいてセキュリティー対策は必須の技術であり今後ますます複雑化していくことは間違いありません。
そういった中、ネットワークの管理者に求められるスキルは、規模や環境によって異なります。多様なネットワークに対応ためには、習得に時間を要さない専用ツールを用いるのが最も効果的です。
また、ひとくちにネットワーク管理といっても、その業務の範囲は膨大です。まず、ネットワーク機器やインフラといったハードウェア面でのシステム管理、これには各所に配された機器の障害監視や制御が含まれます。
中小規模のネットワークでは、管理者に配分できるコストも少なく、一人の管理者が複数のネットワークを管理することも珍しくないため、リモート制御による各種管理を行なえる機能が必要になってきます。